最短で最大限の成果を生み出すために、ぜひ押さえておきたい実践コンサルティングノウハウをお話ししたいと思います。
今後、さまざまな場面で必要になる基本的な考え方です。
たとえば、A・B・Cの3つの商品で100万円の売上げを上げているお店があるとしましょう。
で、現在、それぞれの商品の売上げは、60万円・30万円・10万円です。
では、このお店の売上げを最短で130万円にするためには、あなたなら、A・B・Cどの商品に注力し、現在の100万円から130万円にアップさせますか?
理由を添えてお答えください。
いかがでしょうか。。。
正解は、「A」です!
その理由は、、、
<Aの場合>
60万円+30万円=90万円
90÷60=1.5
<Bの場合>
30万円+30万円=60万円
60÷30=2
<Cの場合>
10万円+30万円=40万円
40÷10=4
つまり、Aの商品を30万円アップさせるためには、現状の1.5倍のパワー(労力やコスト)が必要。で、Bの商品の場合は現状の2倍。Cの商品の場合は4倍のパワーが必要となる。
ですから、「A」の商品にフォーカスして販売強化に努めることで、最小限のパワーで目標を達成できるということです。
いかがですか。
正解できましたか?
要は、苦手な(生産性の低い)分野を伸ばすより、得意な(生産性の高い)分野をさらに伸ばすほうが早いということです。
また、商品A・B・Cをスタッフに置き換えても、あるいは店舗に置き換えても同じ。
もしあなたのサロンに、最短で最大限の成果を必要とする状況が訪れたなら、迷わず、今一番売れている(成果を上げている)商品、あるいはスタッフ、店舗にフォーカスした経営資源の投資が必要です。
そして、緊急の事態を回避した上で、全体の底上げを推し進めていくというのが鉄則です。
しかしながら誤った判断によって、そもそも得られる成果が小さいところに手間暇をかけ、お金を注ぎ込み、さらなる経営の悪化を招いているといったケースが多いのも事実です。
ぜひこれを機会に、組織を成長させていくプロセスの中で、経営資源の配分が効果的に行われているかを改めてチェックしましょう。
また同時に、現状を正しく把握し、どうすれば目指す目標にいち早く辿り着くことができるのか?今ヤルベキことは何なのか?を考えましょう。
一刻も早い目標達成、繁盛の実現をお祈りしています。